この世界は無数のモナドから成り立っていて、形而上的点である最小の単子、モナドの調和の上にこの世界は秩序立てられ、あらゆる物質と精神が存在している。
とドイツの哲学者ライプニッツは言っています。
万物の根源とは何であるか。哲学はそのことを考えますがそれは物理学とも通底しいると考えられます。
まあそれはそれとして、無数のモナドがこの世界を形作っているのであれば、言葉もまたモナドであると仮定できます。言葉から生まれる結合と乖離もまたモナドの働きによるものです。
そのように我々の日常がゆきゆくのであるとしたならば、語られぬ言葉の集合体だけが真実であるかのごとき感じられてなりません。
モナドが窓をもたないというのであれば言葉もまた窓をもたない。言葉はそれぞれに独立をたもっていて、相互になんら影響を与えることもなく、いずれも因果関係をもつことがない。無数の語られぬ言葉だけがこの世界の秩序を、この世界の調和を導いているのだとしら、もはやこれから先においても何も語るべきでない。
語られる言葉は世界を美しい調和へと誘うことはできない、とモナドはそれを教えてくれる。
語られることのない言葉だけが世界と我々を秩序へと、調和へと、真実へと連れていくことになる。
まあそれはそれとして、同じ高校の同級生ですか。そうですか。俺も同級生です、年齢が同じという意味では。
河合奈保子さん、大阪出身ですね。
これもまた宇宙を構成する無数のモナドの仕業というほかないな。
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